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【職員の独り言】東京のなぞ

中国語・中国文化





こんにちは、事務局の中の人です。

今日は「東京」について。

北京、東京、南京、西京? どうして2国間で入り混じっているのでしょうか?

各都市の成立はもちろん北京が一番最初です。元の時代にフビライ・ハンが大都の建設を命じます。その後増築を繰りかえしたりして大都は大きくなってゆきます。このあたりは世界遺産の記事『北京の中軸線』で詳しく紹介しています。この大都に対して、次の王朝「明」は南に都を立てます。これが大都に対して南にある都なので「南京」と呼ばれました。しばらく大都、南京という名前で呼ばれましたが、続く明の皇帝が大都へ遷都することにより、ここで「北京」という名前が生まれました。

さてそんな北京を元にして作られたのが日本、京都です。北京をもとに碁盤目状の区画整備をし、日本一の都として栄えましたが、徳川家康が遷都し、京都から見て東の都、という意味をもって東京と名付けられました。「南京に対して北京」と同じものを感じますね。

では西京という都市はあったのか?

実ははっきりとはないのです。西安の別称で西京があったり、京都の西京焼きがあったりはします。また一時的に長安が「西京」と呼ばれた時期はあったようですが、結局は定着せずに今日に至ります。

なぜ西京という都市はないのでしょうか?

考えてみれば当然ですが、東西南北をコンプリートすることになんの意味もありません。わざわざ内陸に都市を作らなくったって、北京があるからそれでよし、ですよね。




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