中国故事成語 5 「牛耳る」
中国語・中国文化

こんにちは、北京語言大学東京校です。
今回は中国故事成語「牛耳る」についてご紹介します。
みんなもちろん知っている、牛耳る=その場を支配する、という意味ですね。でも考えてみると不思議な表現ですよね。どうして牛の耳で支配するんでしょうか? これはもともと中国春秋時代に、隣の国と同盟を結ぶ際に牛の耳を切ってその血を君主同士がすすることに由来しています。その牛耳を執ることが盟主の役割であり、だれもがそれをやりたがったそうです。その場を支配する最重要決定権を握るわけですからね。
その後かなり月日は流れて、明治時代に活躍した日本人作家・夏目漱石が、先生を務めていた時、動詞として使ったことで、世間一般に広まっていたのだとか。中国の故事から取ってくる夏目漱石のセンスもすごいですが、たった一回使っただけで流行するのもすごい。授業中に使った言葉がどうしてこんなに流行ったんでしょうね?
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