中国故事成語 3 「呉越同舟」
中国語・中国文化

こんにちは、北京語言大学東京校です。
今回は中国故事成語「呉越同舟」についてご紹介します。
これはとても有名なエピソードですね。敵同士が同じ舟にのって、気まずい思いをしているが、いざとなったら敵も味方もなく協力し合う、という意味。紀元前のお話、中国には呉という国と越という国があって、とても仲が悪く、戦を繰り返していたのですが、ある時、渡し船に呉の人と越の人が一緒に乗ることになってしまいました。ところが雨でその船が煽られ、帆をたたまないと転覆する、あわやになって呉も越もチームワークを発揮して、舟は助かった、というもの。
中国語には「中の悪い者同士が同席する」という意味はなく、危険な状況になれば敵味方なく協力し合う、という意味しかないそうです。孫氏の兵法書にもこの故事は出てきて、そういうところに追い詰めれば協力する、つまり「そういうところ」が必要なんだ、というわけです。逆にチーム内で足を引っ張っていたら勝てるものも勝てないぞ、と言ってるのでしょう。生きるか死ぬかに追い込まれるのも嫌ですが、そもそも敵同士、よく舟に乗る気になりましたよね~
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