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中国故事成語 2 「疑心暗鬼」

中国語・中国文化




こんにちは、北京語言大学東京校です。
今回は中国故事成語「疑心暗鬼」についてご紹介します。


もちろんご存じの通り、人を疑っているさまを表す四字熟語ですが、もとは列子という道教の本の中からのエピソード。ある人が斧をなくしてしまい、隣の人が怪しい、、歩き方、顔色、しゃべり方、どう見てもやましい所がある人間だ、と疑ってしまいます。しかしふと思い立って自分の所を探してみると、果たしてそこに斧はありました。その後でその隣人を見てみると、、、動作も態度も斧を盗んだ人間の様子には見えなかった、といいます。最初に疑ってかかると、怪しく見えてしまうものだ、ということですね。


現代の中国では「疑心生暗鬼」より「草木皆兵」が良く使われます。怖いと思っていると草木さえ敵兵に見えてくる、という意味。「疑心暗鬼」と同じなのですが、「疑い」より「怖い」というニュアンスの方が強いです。疑心暗鬼という言葉も実は同じく、疑ってかかると、暗いところに鬼がいるような気分になる、という「怖さ」が先に立つ言葉なんですよ。



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