BLCUTブログ

中国世界遺産巡り35 左江花山の岩絵の文化的景観

中国文化


こんにちは、北京語言大学東京校です。
今回は広西チワン族自治区の世界遺産、左江花山の岩絵の文化的景観についてご紹介します。


謎の絵
ベトナムとの国境近く、広西チワン族自治区の断崖に不思議な絵が描かれています。この赤い絵は、89 カ所で5000 点以上発見され、踊りを踊っているように見える人物や、動物、船、刀剣などが描かれています。高さ130mのところに描かれたものもあり、これらが一体何のためにどうやって描かれたのかは謎のままです。


いつ誰が描いたの?
紀元前5 世紀から2 世紀にかけてチワン族の祖先である駱越(らくえつ)人が描きました。戦争勝利を祝うために描かれたという説や、駱越人の繁栄を天に祈るために描かれたという説など、様々な説がありますが、岩絵は当時の駱越人たちの暮らしを知ることができる貴重な資料です。特に、銅鼓が描かれている点で、中国南部で普及した銅鼓文化を表現している唯一の文化的景観として重要視されています。


どうして消えないの?
岩絵の顔料は赤鉄鉱だということがわかっています。この顔料は耐久性が高く、2000 年以上経っても色褪せず、鮮やかな赤色を保っています。わからないことだらけの岩絵ですが、岩絵を眺めながら、描いた人たちの思いを想像するとワクワクしてきます。ぜひ実際に訪れてみてください。



この記事は広西チワン族自治区の世界遺産、左江花山の岩絵の文化的景観についてのご紹介でした。

こちらの動画もぜひ。









【今どき中国語BOOK無料プレゼント!】
北京語言大学東京校オリジナル教材を、アンケート回答者にプレゼント!
学校や教科書では学べない最新の中国語が満載です。
ブログでLINE公式・今どき中国語『汉语Now』



【オープンキャンパスのご案内】
中国語をもっと学んで見たい方は、オープンキャンパスへ!
初心者も楽しめる体験授業が受けられます↓
オープンキャンパス