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中国世界遺産巡り34 武当山古建築群

中国文化


こんにちは、北京語言大学東京校です。
今回は湖北省の世界遺産、武当山古建築群についてご紹介します。


道教の聖なる山
武当山は、周囲400 ㎞、72 峰からなる広大な山です。真武大帝が修行して神になった場所とされ、古来、道教の信者が訪れた聖なる山で、現在でも道教の四大名山の一つとして広く知られています。道教誕生以来、寺院が多く建立されましたが、元の時代に戦火で焼失してしまいました。


「北は故宮、南は武当」
明代の初期、後の永楽帝は甥の建文帝から政権を奪い、南京から北京への遷都を決めました。道教を信仰する永楽帝は、倫理に反した政権剥奪の口実として、「これは神の意思であり、聖地である武当山を守護する道教最上位の神の一人、真武大帝によるご加護があるのだ」と言いふらしました。そして北京遷都の準備がほぼ終了すると、30 万人以上を武当山に派遣して盛んに土木工事を行い、33 の道教建築を建造しました。この時期が「北は故宮を建築、南は武当を修築」と言われる所以です。


武当拳発祥の地
伝説によると、武当山は少林拳と共に中国二大拳法とされる武当拳の発祥の地でもあります。武当拳は张三丰を創設者とし、太極拳を主体に数百年前から現在まで伝えられてきた武術です。現在でも武当山では、世界各地からやって来た武術の愛好家たちが、武当拳を学んでいます。




この記事は湖北省の世界遺産、武当山古建築群についてのご紹介でした。

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