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中国世界遺産巡り13 京杭大運河

中国文化
こんにちは、北京語言大学東京校です。

今回は北京から杭州にかけての世界遺産、京杭大運河についてご紹介します。


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京杭大運河

京杭大運河は北京と杭州を結ぶ全長1794km の大運河です。

世界的に有名なスエズ運河の16 倍、パナマ運河の33倍の長さで、「万里の長城」に並ぶ古代中国の巨大プロジェクトです。

中国を南北につなぐこの大運河は2500 年以上の歴史を誇り、中国の発展に大きく貢献してきました。

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南北をつなぐ

中国では古くから、政治・軍事の中心は北に、経済や文化の中心は南にありました。

よって、南で得た税収や物資を北の朝廷に届けるために、南北をつなぐ水路を切り拓くことは歴代王朝にとって非常に重要なことだったのです。

建設が始まったのは春秋時代ですが、大規模な建設が行われ運河システムが整ったのは隋の時代でした。

女性を含む100 万人が動員され、6 年の歳月をかけて建設されました。

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苦しみと繁栄

運河建設のための多大な労働力動員で不満を募らせた民衆は、各地で反乱を起こし、激化した反乱は最終的に隋を滅し、唐が建てられるきっかけとなりました。

大運河の建設が国を滅ぼす一因となったのです。

しかし、その大運河が、唐代の社会発展と文化繁栄の大きな後押しとなったことは否めません。

何が良くて何が悪いのか、簡単に判断できることではないということがよく分かる例ですね。



この記事は北京から杭州にかけての世界遺産、京杭大運河についてのご紹介でした。

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