BLCUTブログ

竹内亮監督作品『再会長江』の鑑賞会

イベント

先日の北京語言大学東京校10周年イベントで行われた講演会。
ゲストスピーカーの1人である竹内亮監督の『再会長江』を、学生と教職員20名で鑑賞してきました。


中国最大の川、長江のはじまりはどこか?

竹内監督は10年前にそれを探し求めて長江をさかのぼりましたが、見つけることができず断念。 しかしその課程で様々な人たちと出会い、話し、笑いあった貴重な体験を、今度は10年後に、再び長江のはじまりを探しながら、その道中で出会った人たちとの再会を果たすドキュメンタリー映画。

長江最初の一滴を探し求める旅の最中に見えてくる中国の発展。経済だけではなく、現地の人々の生活、文化も変わってゆく様が映し出されてゆくのですが、やはりインターネットが普及するとそれぞれの文化のアイデンティティが薄まって、文化が均一化されていく。それとは逆に、ソーラーパネルで発電し、自然と共存し、自分の文化や生活様式を大切にしている人たちもいる。どちらの生活にも10年の変化が見られて、長江流域の受け入れて変わってゆく景色と、人々の、テクノロジーを受け入れつつ、本当に大切にしているものが感じられました。



学生たちからも、

「看完这部电影后,我对中国的兴趣更加深刻(この映画を見てから、中国により興味を持ちました)」

「我还记得导演和茨姆姐姐坐船的时候,河水特别干净,好像是一个大镜子一样,有蓝蓝的天空,白白的云,有人有水,真是太漂亮了(監督とツムさんが船に乗っていた時、川の水はとても綺麗で、大きな鏡のようでした。青い空、白い雲、人々、水があり、本当に美しかったです。)」

「借这个机会,我已经增加了“长江”的知识,比如长江多长,从哪儿开始到哪结束什么的(今回の映画を機に長江の長さ、どこから始まり、どこで終わるかなどの知識がとても増えました!)」

「レンズ越しでも伝わる「長江最初の一滴」は幻想的で、心に鮮明に残っています」

「中国の人々は人情深く、10年もの長い時間が経っても温かく受け入れてくれたことに感動しました」

など、多くの感想が寄せられました。


竹内亮さん、素敵な講演、そして感動の映画、ありがとうございました。


鑑賞前の方は、下記youtubeよりトレイラーをまずはご覧ください。
池袋シネマロサでもまだ上映していますよ!