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中国世界遺産巡り2 故宮

中国文化


こんにちは、北京語言大学東京校です。
今回は北京にある世界遺産、故宮についてご紹介します。


世界最大級の木造建築

「故宮」とは北京旧市街の中央を占める紫禁城を指し、明清の皇帝の宮殿として500年間使用されました。東京ドーム15 個分の大きさで、高さ10m の城壁が周囲3,400m を囲み、9,000 近くの部屋には、9,000 人の官女、10 万人の宦官が住んでいたとされています。



君の名は…紫禁城

古代中国の天文学では、天の中心である北極星の周辺を「紫微垣」と呼び、天帝の住む所と考えられていました。それに由来する「紫宮」、そして皇帝の住居への庶民の立ち入りを禁ずるという「禁城」、この2つの意味を込めて「紫禁城」とされたといいます。



そして現在… 

1911 年の辛亥革命により清朝ラストエンペラー溥儀は退位させられ、のちに紫禁城からも退去させられました。住人のいない紫禁城は「過去の宮殿」という意味で「故宮」と呼ばれ、100 万を超える文物を所蔵する博物館として生まれ変わりました。訪れた際には、皇帝の気持ちになって(自分の家だと思って)館内を闊歩してみてください。


この記事は北京の世界遺産、故宮についてのご紹介でした。

世界遺産検定が配信している動画もぜひ。