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春節文化「春聯」を紹介します!

北京便り
このブログで定期的に紹介している春節文化ですが、今回は春聯について紹介したいと思います。




皆さんは中国人の家の入り口や、中華料理屋さんで「福」の字や文字を貼っているのを見かけたことはありますか?
春聯(中国語では春联または春帖)とは即ち春節時期に家の入り口や門を装飾する縁起物の一種で、日本で例えるなら門松のようなものです。

この文化は春秋三国時代に使用されていた魔除けの桃符を起源としており、
後に明王朝の初代皇帝である朱元璋によって春聯と名付けられ一般的な文化として普及されるようになったとされています。


春聯とは門の両側に貼る文字であり、門の左右及び真ん中上部の3箇所に貼ります。書いている文字は異なりますが、
文字数は揃える必要があるという説があることから、5文字もしくは7文字で統一されていることが多く、左から順番に読んでいきます。
記される文字は多少異なりますが、一般的に富、幸福、平和などの到来を記念する縁起の良い言葉になっています。

この春聯を貼る時期は地域によって異なるようですが、
旧暦の12月28日に切り絵、29日に春聯、もしくは30日の午前9時〜12時の間に貼るという説が有力です。



春節時期には街中で春節関連の装飾品を売っており、街中が中国で縁起が良いとされる赤色で埋め尽くされます。
日本でも春節時期には春聯を貼る場所を見かけることも多いですし、インターネットでも購入することができるので、
中国文化を体験したい方は購入してみては如何でしょうか。

■今日出てきた新しい中国語の単語一覧■
・春 联 chūn lián 春節に貼る文字・春聯
・贴 tiē  動詞:貼る
・贴春联 春聯を貼る
・春 帖 chūn tiē  春聯を貼る