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中国のお年玉文化

北京便り
中国では2月12日から春節です!!

春節=日本のお正月と同じで、普段の街並みとは全く違った姿を見ることができます。



さて、そんな春節で子どもたち、若者たちが楽しみにしていることは、
なんといっても「お年玉」ですね!!

最近では「红包 hongbao」という言葉が非常に流行っていますが、
これは常時使えるお小遣い、チップやご祝儀の意味であり、
お正月に渡すお金のことは「压岁钱 ya sui qian」と言います。

では何故日本語のお年玉、というように年越し金=过年钱ではなく「压岁钱」と呼ぶのか?
いくつか説があるのですが、代表的な中国古来の伝説では、毎年大晦日の夜に「祟 sui」という鬼が子供たちを脅し、
祟りとして熱が出るという風に言われていました。この「祟 sui」を抑えるため、お金を赤いポチ袋に包んで枕元に置いたことから
压(抑える)岁(suiと同じ発音)钱(お金)と呼ばれるようになったとされています。

ちなみに中国では偶数で渡すことが主流とされているそうですが、友人同士であれば特に気にせず渡すイメージがあります。

また最近では電子マネーの普及により、実際に紙幣でのやりとりではなく上述した红包でのやりとりが主流となっています。

よく使う例文:
・快过年了,你发我红包/压岁钱吧
 そろそろ新年になるので、私にお年玉をください

・我给你发红包/压岁钱吧
 お年玉をあげます

・谢谢你的红包/压岁钱
 お年玉をくれてありがとう



尚、子供たちがもらう平均のお年玉相場はピンキリと言われており、
平均は200元とされていますが、沿岸部や都市部に住んでいる家庭であれば数千元以上もらっている友人もいました。

春節期間中は中国のAPPでも红包を配るイベントが多々行われているので、興味のある方は試してみてはいかがでしょうか?