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中国語づけサマースクール2019 実施報告

イベント
本学では、夏休みの高校生向けイベントとして8月6日~9日の4日間の日程で「中国語づけサマースクール」を実施しました。このスクールに、全国各地から高校1年生~3年生、合計96名が参加され、過去最多の参加者となりました。参加者のレポートを元にイベントを振り返ります。

【中国語講義】初めて中国語で中国語を学ぶ授業を体験。中国語づけの4日間



高校で中国語を専攻し、4ヶ月が経ちます。学習を進めていくうちに、もっと話せるようになりたいと思い、今回の中国語づけサマースクールに参加しました。 最初は4日間で語学力を向上させることが出来るのか不安でした。しかし、4日目を迎える今、中国語の発音や声調の正確性、コミュニケーション力の向上を感じています。それは先生方やグループの先輩方が丁寧に説明してくださったり、分からない発音を何度も繰り返し教えてくださったりしたおかげです。また、授業の雰囲気も明るく楽しいものだったので、失敗することを恐れず話すことができ、学ぶことの多い時間にすることが出来ました。 (岩手県)

一番最初の講義から担当の先生がほぼ中国語のみで話していらっしゃったので、自分が思っていたよりもレベルが高いなと感じました。最初は自己紹介など簡単な内容だったのですが、講義が進むにつれて取り扱う文書も難しくなっていきました。ですが、先生方がその事柄について深く掘り下げて説明してくださったり、留学生の方が読み方を何度も教えてくれたので充実した講義を受けることができました。(東京都)

私が今回のサマースクールで得たことは、中国語により興味をもつことができたことです。もちろん中国語を勉強できたことも大きな成果ですが、浅草などで今まで気にすることがなかった中国語が耳に入ってきたり、インタビューのときに習った中国語を使えるととても嬉しくなりました。また、今回参加したことにより、中国語を習っている共通の友達ができたので良かったです。2020年の東京オリンピックも来年になり、今まで以上に外国人の方との交流が増えると思います。その時までには英語だけでなく、中国語でも道案内ができるようにしたいと思います。中国語は発音とリスニングがとても難しいので、道案内で聞かれそうなフレーズを覚えておいてちゃんと答えられるようにしたいです。(埼玉県)

私は今、高校で中国語を学習しているが、発音は4月の頃に沢山練習したし、自信があったのだが、その自信は打ち砕かれた。先生にも、留学生にも何度も何度も発音を直されたからである。ネイティブの留学生に繰り返し読んでもらって、やっと一つの単語が言える。自分の不甲斐なさが悔しかった。ちゃんと中国語を話したい。強くそう思った。 今回のサマースクールを通じて、面白そう、で始めた中国語を話せるようになりたい、という気持ちがとても強くなった。サマースクールはただ中国語を教えるだけではなく、本当に沢山の経験をさせてくれたように思う。このサマースクールで私は一つ目標が出来た。今年の終わりにある中国語検定を受験して、合格する事だ。(栃木県)



【アクティビティ】中国人留学生とアクティビティで豊洲市場・浅草へ。中国人観光客にインタビュー




アクティビティで豊洲,浅草に行った時は中国人にアンケートをとり、実際に私達が中国語を使って中国人観光客に話しかけ、中国人と交流をしました。実際に中国人に対して中国語を使うというのは、学校の中国語の先生を除いて初めての経験だったので、緊張して話しかけるまでに時間がかかってしまいました。しかし、実際話しかけると中国人は親身になって私達の中国語を聞いてくれたので、緊張も解け、初めての経験ということで新鮮でした。今回わかったことは、日本には多くの中国人観光客が来日しており、私達が思っていた以上に日本の文化に興味を持っていたということです。中国人観光客に歴史ある日本の文化をちゃんと伝えるには、英語同様中国語を話せるということは、とても大事かつ必要不可欠だと思いました。(千葉県)

中国人観光客と直接交流出来たことによって今まで抱いていた中国人の方々への悪いイメージが一転しました。そしてインタビューの中で日本に対して思っていることや日本の観光業に関して未完成なところを再認識、気づくことが出来、深く考えさせられました。そして、観光業の仕事に着くことにもとても興味が湧きました。(愛知県)

豊洲ではなかなか中国人が見つからなかったり、話しかけるのも大変だったりしたけど優しく質問に答えてくれて中国人と話す機会がありいい経験になった。2日目の浅草ではたくさん外国人がいて日本に対しての色んな意見を聞くことができ、日本をよく思っている人がたくさんいたので嬉しかった。親子で来ていた中国人や日本に留学に来ている子は、タジタジな中国語もしっかり聞いて答えてくれて嬉しかった。質問の回答をみて、もっと多くの中国人に日本に訪れてもらえるようもっと中国語を話せるようになりたいし、日本の施設を充実させて日本を楽しんでもらいたいと思った。(長野県)

アクティビティでは慣れていない中国語で中国人の観光客に質問するという課題があり、最初は発音も下手で中国人に話しかけるのはとても怖かったです。ですが何回もインタビューしていくうちに話しかけるのを躊躇しなくなり、最初は聞き取ってもらえなくていつもリーダーの人たちに助けてもらっていましたが、何回も何回も練習していくうちに聞き取ってもらえて直接伝えることができました。また、しっかり目を見て笑顔で伝えたら相手もいい気持ちで答えることができると思いました。(兵庫県)



【グループワーク】中国人観光客のインタビュー結果を元に、インバウンド戦略を考え、プレゼンテーション



インバウンド戦略のプレゼンテーションが1番印象に残りました。そのプレゼンテーションの準備では、自分たちで行った全55件ものアンケートを元に、中国人をはじめ外国人へどうしたらおもてなしが出来るのかを考え、意見を交換しました。全国から来た中国語を学習している高校生と、ディスカッションが出来たことは、すごく貴重な体験だったと思います。自分のもっていない意見や、地方特有の考え方などが聞けて、とても興味深かったです。特に、高校生という早い時期から中国語を学んでいる私たちは、そのことに誇りをもって来年のオリンピックや、その他の場面でも中国人観光客を積極的に支えていくべきという意見が印象に強く残りました。私は将来、旅行や観光関係の仕事に就きたいと考えていて、来日中国人へのおもてなしに興味があったので、今回いろいろな意見が聞けてすごくためになりました。話し合いの中で、国家や政府規模の課題もでてきたので、将来仕事に就いた時に、私がそれらの課題に立ち向かうことが出来たら良いと思いました。(埼玉県)

今回このサマースクールに参加して、中国語力の向上はもちろんですが、中国人からみた日本を知ることができました。環境の綺麗さや礼儀やマナー、日本人の人柄など沢山の良いイメージを持って日本に訪れてくれていることがわかり、このイメージ通りの日本を維持していかなければならないと思いました。またアンケート結果から日本に来て困ったことで、英語・中国語が通じないという解答が多くありました。駅やトイレなど色々なところに表記されていると思っていた中国語も実際にはまだまだ少ないのだと気づきました。来年の東京オリンピックでますます増える外国人観光客のため、外国語のニーズは高まっていくと思います。そのため、今回のサマースクールはより中国語に興味を持ち、学習意欲向上のきっかけになったと思います。(神奈川県)

アクティビティは、とても有意義なものになりました。中国人留学生がたくさん助けてくれて、やっとできたインタビューでしたが、一人一人、担当の質問を覚えて、頑張りました。とくにわたしが印象に残っているのは10歳ぐらいの女の子が「日本の人は本当に優しい。あたたかい。」と言っていたことです。日本人の誰にでも優しく、マナー良く礼儀正しく接するヤマトナデシコ精神は、外国の方たちにはとても好印象なのだと気付きました。グループワークを通して、この素敵な日本の文化と伝統を守っていき、そして世界に広めていくべきだと思いました。(青森県)

  
 

【自己成長】参加者との出会い。将来の目標を考える貴重なきっかけに



私は今回のサマースクールが3回目の参加でした。私はこのサマースクールで中国語を勉強するのはもちろんですが、各県から集まる高校生や東京校に通っている先輩方と交流するのが何よりも楽しいです。どう言った理由でこのサマースクールに参加しているのか、どうして中国語を勉強しているのか、そういったその人のバックグラウンドを聞いて、ものすごく刺激を受けました。中国語でわかる単語やフレーズも増え、今まで以上に授業で先生が話していることがわかり、微かではありますが、自分の中国語の成長をこの3回のサマースクールを通じて感じることができました。(埼玉県)

今回、このサマースクールに参加させていただいて得たことは積極的に物事に参加する大切さです。今まで間違えてしまったら冷やかされたり、冷たい目で見られたりすごく寂しい思いをしたのでトラウマでした。ですが、北京語言大学東京校の方々はとても暖かく、間違っていても優しく教えてくれたり、質問をしても嫌な顔1つせず対応していただいて本当に嬉しかったし、楽しかったです。そのため積極的に行動することができて、中国語の言語の理解を深めることができたり、友達も増えたり、中国の文化を学べたりとても充実した4日間になりました。(茨城県)

今回学んだことは、中国語という言語はこれからさらにたくさんの地域や人の間で話されるようになっていくことです。北京語言大学の話を聞いた時、1万人を超える世界からの留学生がいるということにすごく驚きました。こんなにたくさんの留学生がいる大学はどこにでもあるわけではありません。私はこれを聞いて、世界各国に中国語を学びたい、これからの将来に役立てたいと考えている人がたくさんいるのだと思いました。それほど今中国語という言語は重要視されているんだなと強く感じました。中国語をもっとしっかり勉強して、自分の将来の選択肢を増やせるようにしたいと思いました。(京都府)

私は高校1年生の時、学校の留学制度で北京語言大学のとなりの北京外国語大学へ行きました。その時に北京語言大学を知り学校内を見学しました。なので今回のサマースクールに参加し、大学の事について詳しく知る事ができてとても貴重な体験になりました。私は丁度自分の進路に悩んでいたので本研修に参加してとても視野が広がりました。狭い地元に根をはるのではなくグローバルな視点で世界を見る事にとても興味をいだきました。(沖縄県)

授業を通して、ある先生にわからないならわからないと言うことを教わりました。日本では、授業をとめてまで自分の疑問を解決しようとする人はほとんどいないと思います。自分のこと以上に周りの目を気にしてしまいますが、それではいけないと思いました。やる気があってもなにも反応を示さなければ、積極性に欠けるとみなされます。また、北京語言大学のサマースクールに通っているとはいえ、この大学の生徒ではないのに、正直ここまで熱心に教えてくれると思っていませんでした。注意されることで、先生の中国語を教えることへの熱意が伝わりました。そして、ますます北京語言大学で勉強したいなと思いました。(熊本県)




今回のサマースクールでは初めて、訪日中国人観光客へのインタビュー、そしてグループでのディスカッション・プレゼンテーションを通し、来年の東京オリンピックを視野に入れたインバウンド戦略を考えていただきました。最終日のプレゼンテーションでは、皆さんが自信をもって堂々と素晴らしい戦略を発表してくれて、頼もしいと思いました。このサマースクールでの出会いや経験を大切に、今後に活かしてください。
皆さんの将来が楽しみです。応援しています。