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中国語づけスプリングスクール実施報告

イベント
2019年も、春休みの高校生向けイベントとして「中国語づけスプリングスクール」を、3月26日(火)~29日(金)の4日間の日程で実施しました。平成最後の中国語づけスクールにに、北は秋田、南は沖縄からの全国各地から高校生22名が参加しました。参加者のレポートを元にイベントを振り返ります。

中国語で中国語を学ぶ授業。中国語漬けの4日間



私は今回、スプリングスクールが始まる前はどうせ他のところで開催されている勉強会と同様にわからないままで終わってしまうのだろうと思っていた。しかし、実際に授業を受けてみるとその予想とはかけ離れていた授業にとても驚いた。授業ではわからないところがあるとすぐに近くにいる先生に、わからないところを理解するまで教えて頂けた。同様に、参加者の中にいる中国語を話すことのできる方からも発音を教えていただき授業に楽しく参加することができた。授業では会話をたくさん行い発声も繰り返し行うことができた。私はこのスプリングスクールに参加して良かったと思っている。(東京都)

今回、私が中国語づけスプリングスクールに参加しようと思ったのは学校の中国語の授業についていけていないと焦りを感じていたためでした。この春休みをきっかけに中国語を得意にできたらいいな、と思い参加を決めました。初日は授業についていけるか不安でした。しかし、四声や簡単な挨拶の授業から始まったため中国語の基礎的な部分から学ぶことが出来ました。どの先生の授業も楽しく丁寧で分かりやすかったです。どの授業でも隣の人と会話練習をする時間があり実際に使うことができ、単語は毎回先生の後に繰り返し読むので定着していきました。また初日は中国語を理解するのに必死でなかなか耳が慣れませんでしたが、3日間を過ぎるとだんだんと耳が慣れ少しずつ聞き取れることができるようになっていました。(神奈川県)

留学生との交流で、異文化理解を意識。



私が今回この中国語づけスプリングスクールに参加して得たことは多文化理解の重要性だ。国や地域など少し違うだけで、歴史や文化、習慣はかなり異なるということに私は今回のスプリングスクールを通して改めて実感した。私が当たり前だと思っていたことが皆とコミュニケーションを取っていくうちに、皆の当たり前ではないことに驚いた。例えば、中国では、知り合いの家に行ってご馳走になる時は完食するのではなく、少し残すのが礼儀だと初めて知った。また、中国語は中国の地域によって異なるため、将来中国の様々な場所に行ってその違いを自分の耳で聞きたいと思った。私の将来の夢はまだ明確ではないが、何らかの方法で日本と外国の交流の架け橋のような存在になりたい。普段の生活では、得られないような知識や、交流の経験を忘れずに、今後は自分の夢の実現に役立てて行きたい。(神奈川県)

今回のスプリングスクールでは、ただ中国語を学ぶだけではなく、中国人との交流を通して違いを見つけたり、午後にあるアクティビティで違う国の文化を理解するなどの目的があった。私のグループは台湾人の绍荠さんと一緒に活動した。绍荠さんはとても面白い人で、いつも私たちの中心にいて笑わせてくれた。今の日本では、中国人に対してあまりいいイメージを持っている人が少ない。しかし绍荠さんと話をしたら、同じように中国人は嫌いだと言えるだろうか。最初は私も中国人に対してマイナスなイメージを持っていたときもあったが、中国語を勉強し、いろんな中国人と交流するうちに、いつのまにかそんなイメージはなくなっていた。そのため、中国に対していいイメージを持っていない人こそ中国語を勉強してほしいと思う。この4日間は、普段あまり考えないことについて考えるいい機会になった。これを機にもっと社会について、世界について、自分自身で考え、これからも中国語を含めいろんな言語を勉強していきたい。(山形県)


グループワークやキャリア講演で「グローバル人材」について考える



グローバル人材についての講演会がすごく印象に残っています。この講演会で生きていくうえでとても大切なことを学んだと思います。今まではあまり学校では教えてくれなかったので今の日本の状況とか国の政策なども知らなかったけどこの講演で知ることが出来ました。私はこの日言われた「答えはひとつではない」、「ちがいを恐れてはいけない」という言葉を忘れずに生きていきたいです。私はこのスプリングスクールの経験から将来は誰かを支えるような仕事につきたいと思います。(埼玉県)

英語づけスプリングスクールに通っている人たちと合同で、「グローバルな人材とは」という議題で、グループワークを行ったりもしました。自分達のチームと同じ意見で共感したり、相違点など見つけるなど、お互いに刺激のあるグループワークが行えました。私はこのスプリングスクールで、全く出会ったことのない人達と交流し、協力してアクティビティを行うチームワークの大切さを体験することができました。(埼玉県)


参加者との出会い。自己成長。



私はこの4日間が驚きに溢れ、自分自身がいろいろな面で成長できた経験だったと思います。中国語を1年間、週2回の授業で学び、学校の先生の紹介され興味を待ち、家からも行きやすいので軽い気持ちでスプリングスクールに来ましたが、一方で多くの友達がこのために地方からわざわざやってきているということを知って、まず驚きました。全国の中国語を学んでいる友達がたくさん出来たのは自分にとって勉強する上でとても励みになり、このスクールに参加して1番嬉しかったことです。そんな中国語に対する意識の高い人たちとコミュニケーションをする中で自分の心も変化し、もっともっと中国語を本格的に学びたいとも考えるようになりました。(神奈川県)

私は中国語づけスプリングスクールで、コミュニケーションをとることの大切さを学びました。社会に出ていく上で重要なことは、初対面の人とどのようにして仲良くなっていくかということだと思います。4日間で初対面の人とたくさん話し、一人一人の考え方や物事の捉え方、経験を知り違う側面から物事が捉えられるようになりました。この講座を通して、社会人になる第一歩としての貴重な経験ができたと思います。(奈良県)

私は今回、このプログラムに参加したことで自分自身の成長につながったと思っています。特に自分のコミュニケーション力が上がったと感じています。日本各地から学生が集まっていて、初日はとても緊張していました。ですが、だんだん打ち解けてきて笑顔が生まれるようになってきて、とても嬉しく感じました。(沖縄県)

今回このスプリングスクールに参加したのは自分のレベルを確かめるため、そして、日本の同じ高校二年生はどのような勉強をし、どう外国語と触れ合っているのかを知るためです。想像以上に、他の県の子はより多言語への意欲が強く、ほとんどの人は中国語をペラペラ喋れていて、私にとって憧れでした。色んな県の子の事、高校について情報交換することでより自分の地域、福島はまだまだ学力が低いことを思い知らされました。しかし、それは私にとってとても有難いことです。これが大学生になってからでは遅いと思いました。今気づき、残り1年の高校生活どう勉強し、どこの大学を目指し、なにを重心してやっていけばいいのかを掴めるきっかけをもらえたのですから。(福島県)

参加者の皆さんの学ぶ姿勢・意欲が高く、中国語の授業や中国人留学生との交流、キャリア講演など一瞬一瞬を大切に過ごしていただけたことを感謝します。これからの皆さんの将来が楽しみです。応援しています。