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『2019年春休み 高校生北京研修プログラム』実施報告

イベント
2019年3月25日~3月29日の日程で、『2019年春休み 高校生北京研修プログラム』を実施しました。
参加者のレポートを元にイベントを振り返ります。

1.北京石油学院付属中学にて授業体験や国際交流を実施。
今年も北京石油学院付属中学(「中学」でも高校なんですよ。)という北京市内の名門校に訪問しました。北京石油学院様もこの時期を楽しみにしているとのことで毎年快く引き受けていただいております。

学生さんとの交流会では同い年の女の子と友達になりました。彼女は私が話す拙い中国語を聞き取ってくれてゆっくり私が聞き取れるように話してくれました。彼女に「勉強は大変?」と私が聞くと、「自分には小学校の時に決めた夢があって、そのために毎日夜遅くまで勉強している。少し大変だけど夢叶えてお母さんとお父さんを喜ばせたい」と教えてくれました。同い年なのに彼女は私よりもこんなにしっかりしていて、やりたいこともあって本当に驚きました。彼女との交流で多くの刺激をもらいました。(埼玉県)

研修で1番驚いた事は北京の高校生と一緒に授業を受けた英語の授業です、all Englishの授業で私は全く英語が分からずプリントに何も記入することが出来ませんでした。北京石油学院の高校生は寝ている人もいないし、指名されたらすぐに立ち、回答していた姿を見て、何もかも凄いと思いました。(沖縄県)



2.日系企業訪問。現地駐在員・社員との交流で見つけた今後の夢
今回の日系企業訪問は、JAL北京支社、松下記念館(Panasonic)に訪問しました。グローバルに活躍する日系企業の現地駐在員・社員に実際にお話をきくことで、視野が広がった、自分のやりたいことが明確になったと語った学生も多くいました。

希望する職業が明確なものになりました。私は言語の勉強が好きなので、将来の夢はそれを生かし自国と他国を繋ぐことでした。そのため貿易や運送の分野で活躍したいというぼんやりとした目標はあったものの、職業をこれ、と決めることはできないでいました。企業訪問をした際に、その旨を伝えたところ、ぜひ通関士になって日本と中国を繋げてくださいと声をかけていただきました。私はこの時に通関士になろうと強く思いました。また、語学だけでなく、もう1つ自分の強みを作り、語学と掛け合わせて将来の職業に生かすことがよいというアドバイスもいただきました。大学では法学を学び、通関士になるために努力します。(宮城県)



3.北京語言大学本校訪問。ワークショップを通じて得た「気づき」。
北京語言大学本校にて中国語体験授業、施設見学、在学生との交流会を行いました。最後に今回の研修をまとめたワークショップを実施したのですが、そこで様々な意見があり、非常に盛り上がっていました。

中国は決して日本で報道されているような部分が全てでは無いことを多くの人に知ってほしいと思いました。日本との違いをマイナスに受け取るのではなく新たな発見として受け入れる心が必要だと思います。日本を好きだと言ってくれる中国人がいるように、中国を好きだと思う日本人がもっと増えたらいいなと思います。そのためにも、今回自分が体験したことを1人でも多くの周りの友人に伝え、その話を聞いた人たちが少しでも中国へのイメージが変わり、中国に興味を持ってくれるきっかけになれたらいいなと思います。(埼玉県)

どんな事も自分の目で見てみなければ何もわからないということを学びました。そして、例のクラクションの話※1のように、事象をパッと感じて聞いた印象で判断せずに、その背景や由来を考え、いい意味で面白がるべきなのです。(北海道)
※1:中国で頻繁に鳴らしているクラクションは「通りますよ」の合図で悪気はなく鳴らしているとのこと。



4泊5日という短い期間でしたが、参加者の皆さんはたくさんのこと経験し、たくさんのことを考えさせられたという感想を多く頂きました。また、今回の研修では特に、「文化の違い」このワードが頻繁に飛び交っていました。将来グローバルに働きたい学生にとっては各国の「文化の違い」を理解し、お互いが他国の文化を尊重すること、これが重要だと考えております。研修に参加した学生は文化に対する違いをより体感できたのではないかと感じております。今回の北京研修を通じ、今後の自分自身のあり方、自分はどうしたいのかを深堀していき、将来アジア、世界を舞台に活躍する人材になるための糧にして頂ければ幸いです。
それでは、またご縁があれば会いましょう!再見!!