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【職員の独り言】夫婦別姓のなぞ

中国語・中国文化





こんにちは、事務局の中の人です。

今日は「夫婦別姓」について。

日本では夫婦別姓の法案を改正するとかしないとか、度々話題になってはすぐに消えていきますが、中国では1950年代から夫婦別姓が採択されています。その理由は、妻の姓、妻の血統が途絶えてしまうという理由から。もともとは中国は儒教の国、父系のほうが強い思想にあって、父親の姓は絶対でした。しかし1950年、毛沢東は「女性解放」を掲げ、旧社会(中華民国を含めたそれ以前の社会)から抜け出さなければならないと強く主張し、夫婦別姓が条約に盛り込まれました。

そうすると子供はどうなるのか? 

どちらかの姓を選択できる権利を持ちます。これによって、第一子は父親、第二子は母親の姓を選択する家庭が増えた一方で、兄弟なのに違う姓であることがいじめに繋がったり、再婚したんじゃないかと疑われたり、そもそも妻の姓を名乗ることを父方の家族が許さなかったり、いろいろな問題があるようです。どちらの血筋も大切にしたい気持ちはわかりますが、あちらの顔を立てればこちらの顔が立たず、、、 生まれた子供の性別やくじ引きなどで決めたとしてもやっぱり別姓になってしまうので、違和感が生まれてしまいます。

日本で夫婦別姓が採択されたら同じ問題が起きるのかなあ。そもそも、結婚するときにどちらの姓にするかをくじ引きにしたらよいのでしょうかね。




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