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中国故事成語 8 「完璧」③

中国語・中国文化




こんにちは、北京語言大学東京校です。
今回こそ、今回こそ、中国故事成語「完璧」についてご紹介します。

さて、和氏の璧を携えて秦の国に行き、取引が口先だけだと見抜いて怒髪天をついた藺相如ですが、自分の頭と一緒に和氏の璧を砕く脅しに成功し、一度その場が収まります。いかに秦王にとって和氏の璧が大切だったのか、そしてそれをも見抜いていた藺相如は、従者にこっそり和氏の璧を趙の国に持ち帰らせます。趙王は大変感嘆し、「璧(へき)を完(まっとう)する」、戻ってきた璧には少しの傷もない、完全無欠であったことから、「完璧」と言われるようになったのです。

それで、璧は戻ってきたけど藺相如はそのあとどうなったの?

「先に宝玉を返してしまった藺相如の首をはねるべきだ!」と秦王の家臣は言いますが、秦王は「殺したところで何も得られるものではない」と、藺相如を趙に帰します。藺相如も無事に戻ったことを「完璧帰趙」といい、和氏の璧も取り戻したこともあって、趙国の素晴らしい故事として後世に伝えられていったのでした。




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