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中国世界遺産巡り58 ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群

中国語・中国文化


こんにちは、北京語言大学東京校です。
今回はチベット自治区の世界遺産、ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群についてご紹介します。


チベット様式の確立
標高3650mの都市ラサ。その市内にあるマルポリ(赤い山)に、ポタラ宮はあります。17世紀にダライ・ラマ5世がチベットを統一した1645年より建設が始まり、1660年に完成し現在の姿になりました。13階建てで、高さは110メートル。チベットで現存する最大の古代高層建築物です。ポタラ宮は周辺の文化にも影響を与え、チベット様式を確立。ブータンや北京などにも、その影響が垣間見える建造物があります。


ポタラ宮の構造とダライラマの聖俗両権
ポタラ宮は白宮と紅宮に分けることができます。白宮は歴代ダライ・ラマの居住と政治的な権力を行使する場。紅宮は宗教的な領域で、歴代ダライ・ラマの霊塔殿と各仏殿があります。ポタラ宮の最上階には、ソンツェンガムポ王にささげられた堂や、観音堂、歴代ダライ・ラマの遺骸をおさめた仏塔がおかれていますが、これらはチベットの民が古代から現代にいたるまで、観音に見守られてきたということを示すためにとられた構造です。


三度にわたる拡大登録
ポタラ宮とその周辺の建造物は1994年に世界遺産に登録されました。2000年にジョカン(トゥルナン寺・大昭寺)が拡大登録。2001年にノルブリンカが拡大登録された。とりわけジョカンは、チベット仏教徒が生涯一度は訪問を夢見る聖なる巡礼地。サンと呼ばれる香の煙が立ち込めるなか、人々はうつ伏せたり立ち上がったりを繰り返す「五体投地」で祈りを捧げ、ジョカンを取り囲むパルコルを時計回りに回って巡拝を行います。6,000m級の山々を数十日もかけて乗り越え、命がけでここを目指す人もいる、チベット仏教の聖地なのです。



この記事はチベット自治区の世界遺産、ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群についてのご紹介でした。

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