中国世界遺産巡り50 殷墟
中国文化

こんにちは、北京語言大学東京校です。
今回は河南省の世界遺産、殷墟についてご紹介します。
中国最古の都「殷墟」は河南省安陽市にあり、殷王朝の最後の都として、紀元前1300年頃~紀元前1046年まで栄えた都市です。実在が確認されている都の遺跡としては中国最古で、古代中国の文化を現代に伝えています。甲骨文字の刻まれた亀甲・獣骨、青銅器類が出土し、巨大な王墓が発見されました。
占いの結果をコントロール
殷王朝は、王が宗教的に権威づけられた神権政治が行われていました。甲骨(亀の甲や牛や鹿の骨)に熱を加え、発生したひび割れの形で将来を占い、それに基づいて政治をするという方法でしたが、それは名目に過ぎず、実際には王が望むような結果が出るように、事前に細工が施され、ひび割れの形をコントロールしていたといわれ、その形跡も発見されています。
甲骨文字を解読せよ
甲骨文字は、亀の甲や牛や鹿の骨に刻まれ、漢字のもととなった文字です。殷墟が発見された場所で2万4,900個以上が発掘されました。甲骨文字の解読は難しく、当時から学者らが解読に努めていますが、発見された5,000文字のうち、解読済みとされている文字は約1,000文字にとどまっています。時々、中国文字博物館が「甲骨文字を1文字解読できたら150万円!」というような企画をしています。
この記事は河南省の世界遺産、殷墟についてのご紹介でした。
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