中国世界遺産巡り41 青城山と都江堰
中国文化

こんにちは、北京語言大学東京校です。
今回は四川省の世界遺産、青城山と都江堰についてご紹介します。
道教の聖地、青城山
森林は一年を通して青々として、環状に連なる峰々が城郭のように見えることから、「青城山」と呼ばれるようになりました。中国三大宗教のひとつ「道教」発祥の聖地とされ、古くは不老不死の仙薬をつくることに力を注ぎました。その副産物として中国は火薬を発明したといわれています。現在も多くの道士がこの地で修行に励んでいます。
巨大水利施設、都江堰
四川盆地を流れる岷江は、氾濫して洪水を引き起こしたり、干ばつによる水不足で人々を困らせていました。紀元前256 年、王に対策を命じられた地方長官の李冰は、民衆を率いて大型水利工事に着手しました。まず、川の流れを分断するため、川の中央に土砂を積み上げて、長さ1km の人工の中洲を築きます。中州の先端にある魚嘴で、本流と支流にわけ、水量を調節するというわけです。支流に流れこんだ水は、灌漑用水として成都平野に送られます。世界最古で2200 年以上を経て今なお四川盆地を潤す巨大な水利施設の完成です。これにより、それまで未開の地だった四川省は、穀物が豊かに実る「天府の国」へと変貌し、秦の始皇帝の中国統一を支えました。そして、この古代の水利システムは、歴代王朝によって管理、補強され、手を加えられて中国の民衆の暮らしを支え続けました。
この記事は四川省の世界遺産、青城山と都江堰についてのご紹介でした。
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