中国世界遺産巡り30 神農架林区
中国文化

こんにちは、北京語言大学東京校です。
今回は湖北省の世界遺産、神農架林区についてご紹介します。
内蔵まる見え
神農架林区は中国の古代神話に登場し、医学と農業を司る神としても信仰されている皇帝・新農が、薬草を摘むために訪れたことから、その名が付けられました。新農の体は頭と手足以外は透明で、内蔵が外から見え、それによって薬草の効能などを見極めたといわれています。しかし最後には、毒草を食べすぎたために死んでしまいます。ここは中国国内で唯一「林区」として指定されており、広大な森林地帯を国が直轄しています。
孫悟空のモデル
神農架は、美しい山々に囲まれ、亜熱帯から寒帯までの幅広い植生が見られます。また、孫悟空のモデルとなったといわれるキンシコウ(写真)をはじめ、チュウゴクオオサンショウウオ、ウンピョウなど、数多くの固有種や絶滅危惧種など野生動物の宝庫です。
野人伝説
神農架と聞いて、中国の人がまず連想するのは、野人です。野人とは、直立歩行するヒトに近い大型霊長類のような未確認動物(UMA)です。20 世紀初頭からこの地域での目撃者が後を立たず、中国科学院による大規模かつ本格的な学術調査が2 度も行われたほどです。最終的に野人を発見することはできませんでしたが、謎は謎のままの方がワクワクしますよね。
この記事は湖北省の世界遺産、神農架林区についてのご紹介でした。
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