中国世界遺産巡り29 澄江の化石産地
中国文化

こんにちは、北京語言大学東京校です。
今回は雲南省の世界遺産、澄江の化石産地についてご紹介します。
カンブリア爆発
生き物が地上に進出するずっと前、海が地球のほとんどを覆っていた5 億3000 万年前のカンブリア紀に、生物の多様性が一気に増大し、現存する動物の「門(例:哺乳類は脊索動物門)」がすべて出揃いました。これをカンブリア爆発と呼びます。雲南省の澄江では、カンブリア紀の化石産地として、1980 年代から本格的な調査が始まりました。
重要な化石の産地
調査の結果、化石の保存状態が非常に良いこと、同じカンブリア紀の化石を多く産出するカナダのバージェス頁岩よりも1500 万年ほど古い時期のものであることなどが分かり、澄江の重要性が広く認知されるようになりました。
奇天烈生物
澄江からは多様な化石が出土し、人間の想像力が追いつかないような奇天烈な生物も多く出土しています。例えば、それまで考えられてきた姿が上下逆さまだと分かったハルキゲニアや、学会発表で復元図が映し出された途端爆笑を巻き起こしたといわれるオパビニア、カンブリア紀の食物連鎖の頂点に立つアノマロカリス、最古の魚類とされるミロクンミンギアなどです。ぜひ画像検索してみてください。
この記事は雲南省の世界遺産、澄江の化石産地についてのご紹介でした。
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