中国世界遺産巡り23 元上都遺跡
中国文化

こんにちは、北京語言大学東京校です。
今回は内モンゴルの世界遺産、元上都遺跡についてご紹介します。
世界的大都会
モンゴル高原の南部に位置する上都は、13 世紀にモンゴル帝国のフビライ・ハンによって建設された首都の一つです。当時の上都は、中国だけでなく、世界の政治、経済、文化の中心でした。上都を訪れたマルコ・ポーロが「東方見聞録」でヨーロッパにその繁栄ぶりを伝え、パリやローマとともに世界で最も有名な大都会の一つとなりました。
ビル・ゲイツの家?
マルコ・ポーロは「東方見聞録」で、上都には大理石の宮殿があり、建物の内部は金で塗られ、鳥獣花木が描かれるなど、工芸や技術の粋を尽くした装飾がなされ、見るものの目を楽しませている、と書き残しています。ヨーロッパでは「ザナドゥ」と呼ばれることもあり、その名はあのビル・ゲイツの私邸にも使われています。
夏の首都
フビライ・ハンは、上都を夏の首都とし、冬の首都を大都(現在の北京)とする両京制をとりました。毎年、春分になると大都を発って上都に向かい、秋分になると大都に戻ったそうです。遊牧民族と農耕民族の文化が混ざりあった独自の文化を発展させましたが、元末に紅巾の乱が勃発し、宮殿などが焼き払われてしまいました。現在ではその一部が遺跡として残されています。
この記事は内モンゴルの世界遺産、元上都遺跡についてのご紹介でした。
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