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中国世界遺産巡り21 峨眉山と楽山大仏

中国文化


こんにちは、北京語言大学東京校です。
今回は四川省の世界遺産、峨眉山と楽山大仏についてご紹介します。



美しい眉毛
四川省にある峨眉山は古くから道教や仏教の聖地とされ、中国三大霊山や中国四大仏教名山に数えられてきました。
遠くから眺めると、向かい合う2 つの山のゆるやかな輪郭が美しい眉を思わせることから、「峨眉」という名で呼ばれてきました。古くから聖地であったため、豊かな自然が手つかずのままに残されています。




耳の穴に2 人
楽山大仏は凌雲山にあります。「佛是一座山,山是一尊佛Fó shì yízuò shān, shān shì yìzūn fó(仏は一つの山、山は一体の仏)」と言われる大仏は、高さ71m(奈良の大仏の約5 倍)、耳の穴に人間2 人入れるほどの大きさです。
大仏づくりは713 年に始まり、90 年後の803 年にようやく完成しました。



仏と川の氾濫
当時、楽山では塩の交易が盛んでした。しかし、塩を運ぶのに使っていた川がよく氾濫し、人々を苦しめていました。
そこで凌雲寺の海通という僧が人々からお布施を集め、楽山大仏をつくり始めました。そして、工事中に出た土砂を川に流し入れて川底を浅くし、氾濫を減らすことに成功したのです。
楽山大仏は、千年以上も水運の安全と民衆の営みを見守り続けているのです。


この記事は四川省の世界遺産、峨眉山と楽山大仏についてのご紹介でした。

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