中国世界遺産巡り20 紅河ハニ棚田群の文化的景観
中国文化
こんにちは、北京語言大学東京校です。
今回は雲南省の世界遺産、紅河ハニ棚田群の文化的景観についてご紹介します。
天空の棚田
雲南省紅河ハニ族イ族自治州元陽県にある「紅河ハニ棚田群」は、ハニ族が1000 年以上の長い歳月をかけてつくりあげた世界最大の棚田群です。
勾配15 度から75 度の険しい斜面に、標高1800 メートルまで切り拓いた大小さまざまな棚田は最大で3700 段あり、季節ごとに美しい姿を見せてくれます。
農耕文明の奇跡
牛の力を借りてつくりあげた棚田は、森などの周辺環境、雨や霧などの気候条件を巧みに利用した巨大灌漑システムです。
人工と自然が見事に融合した農耕文明の奇跡と賞賛されています。このような棚田の総面積は、54000ヘクタール(なんと東京ドーム10000 個以上!)に達します。
他民族に追われてこの土地にたどり着いたハニ族は、気の遠くなるような労力で険しい山肌を耕したのです。
水が映す幻想的なアート、大地の彫刻
おすすめの季節は棚田に水が張っている2 ~ 3 月。水面に反射する日の出と夕暮れが、他では見られない独自の美しさを見せてくれます。また、霧に包まれた棚田は、刻一刻と姿を変え、まるで別世界に来てしまったような感覚に陥ります。棚田が描き出す幻想的で幾何学的な模様は、人々の想像をかき立て、「大地の彫刻」とたたえられています。
この記事は雲南省の世界遺産、紅河ハニ棚田群の文化的景観についてのご紹介でした。
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