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世界でヒットの中国SF小説『三体』

中国文化
大家好~
皆さん、中国の小説を読んだことがありますか?
日本でも有名な作家といえば、巴金、魯迅、また2012年にノーベル文学賞を中国籍で初めて受賞した莫言が挙げられると思います。
そんな中、今回皆さんに紹介する小説は『三体』(著者:劉慈欣)です。
中国の小説といえば歴史物やエッセンスなどが多いと思われますが、この『三体』はSF小説で、世界中にヒットしています。
三体 SF

『三体』は劉慈欣が2006年に中国のSF雑誌で連載を開始した長編小説(3部作)であり、中国国内で50万部以上の売り上げを達成しました。
2014年には英語訳が出版され、海外のSF賞に数多くノミネートされました。
去年には早川書房から『三体』(第一部)日本語訳が出版され、先月には第二部が出版されました。
各書店の売り上げランキングでも上位を占めており、今最も人気のある中国小説と言っても過言ではありません。

作家の劉慈欣は日本のSF小説やアニメ等に精通しているらしく、日本の作品にインスパイアされた表現等を見ることができると思います。

また中国国内では待望の映画化が決定されました!
映像化のおかげで、『三体』はさらに世界を席巻することを期待できると思います。

劉慈欣著「三体」