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【高大連携】埼玉県立南稜高校へ在学生が母校へ訪問、授業しました。

社会貢献
先日、本学1年生の安保さん、赤嶺さんが埼玉県立南稜高等学校を訪問し、中国語の授業を行いました。今回は、2名に初めて授業を担当してみての感想を聞きました。

今回授業することになったのは、留学前にこの大学に進学するきっかけをくださった中国語講師の鍬塚先生にご挨拶に行くため、連絡を取った際に先生から申し出があったからです。母校であり、今後進路を決めていく後輩たちの力になればと思い、お引き受けしました。

最初の1時間はいつも通り鍬塚先生が授業を行いました。先生の授業を受けるのは一年ぶりでとても懐かしく思いました。



2限目は簡単に中国語で自己紹介をした後、形容詞を使った文章を作る授業をしました。先生から事前に授業内容を教えていただいていたのですが、頭では理解していても、教えるのは難しかったです。高校生の皆さんに知っている形容詞を挙げてもらい、その形容詞を使って文章を作っていきました。冷たい、可愛い、大きい等、いろいろな形容詞を皆さんに出してもらえ、想像以上に単語を覚えていて感心しました。私たちが分からないフレーズや単語を言った時は首をかしげたり、少し困った表情をしていたので、日本語で説明を加えるとすぐ理解して、文章を作ることが出来ていました。発音(特に声調)に自信がない感じがしたので、4声は英語のGoみたいに言うと言いやすい。2声は你好を思い出せば言いやいすよとアドバイス。このアドバイスは、自分が実際に先生から教えて頂いたものに自分なりのアドバイスを加えたもの。皆さんが、なるほど~と納得してくれた時は「通じた!」とほっとしました(笑)。だんだん声調も改善され、嬉しく思いました。



また、授業以外に大学に入ったきっかけ等を話させていただきました。私も高校2年生の今頃は当たり前のように日本の大学に進学すると思っていたので、今回この話を後輩の皆さんに出来て、違う選択肢があることを教えられ、本当に良かったと思いました。自分のやりたいこと、勉強したいことを彼らにも追求してもらいたいなと思います。中国語で質問をした時はしっかり中国語で返答してくれましたし、質問もたくさんしてくれました。文法の事や〇〇は中国語でなんて言う?というようなものだけでなく、将来は中国語を使って何をしたいですか?という質問もあり、高校生が中国や中国語に関心を持ち、向き合い、注目し、一生懸命勉強している事が私は何よりとても嬉しかったです。



今回の授業が高校生にとって有意義なものになったかは分かりませんが、少しでも何か感じて貰えたらとても嬉しく思います。留学前に高校の時の恩師に最後の挨拶も出来て、今より更に中国語学習を頑張っていきたいと思いました。南稜高校外国語科2年生の中国語選択の皆さんありがとうございました~!鍬塚先生もありがとうございました!!

【授業を受けた高校生の感想】

・2つしか歳がかわらないのに、目標をもって話をしている姿はいきいきしていて、純粋に格好良かったです。大学生の生の声を聞けて、大学で中国語を学ぶことや、留学について興味がわきました。

・中国人観光客が増えたり、中国人と共に働く機会が増える中、中国語が話せるのは強みだし、とてもカッコイイと思いました。先輩方のようにペラペラにはなれませんが、後1年、学校で頑張って勉強し大学生になってからも継続したいです。貴重な体験をさせていただきありがとうございました。

・歳が近い人に話を聞くと現実感があって聞いていて楽しかったです。2人ともきちんと目標をもっていてかっこよかったです。中国語に興味が湧いてきました。とても良い経験になりました。

・初めて中国語を学ぶ学生の方とお会いできてよかったです。大学のお話しや新しい文法などを教えていただき本当にためになりました。いつもの授業とはまた少し変わった形で授業を受けることができてとても楽しめました。

・卒業生の先輩に授業をしてもらって、とても楽しかったです。私たちと同じ教科書を使って週一でやっていたのにあそこまでスラスラ喋れていてすごいなと思いました。また、2人の使っている教科書がとても分厚くてそれを何冊もやっていて、すごいなと思いました。

・先輩方のお話しや授業を受けて、目標を持っていてすごいなと感じました。将来のことを悩んでいるところもありましたが、方向は違うにせよ何事もチャレンジと経験だなと思いました。