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【高大連携】都立小平高校にて第2外国語オリエンテーションを実施しました。

社会貢献
北京語言大学東京校では、国際的な教育を行っている高校と協働し、早期のグローバル人材育成に取り組んでいます。今月実施した取り組みをご紹介いたします。

10月30日(月)に外国人留学生と共に、都立小平高等学校へ訪問しました。外国語コースの2年生を対象に、第2外国語の選択科目オリエンテーション&交流会を行いました。
このオリエンテーションは毎年実施しており、今年で3回目になります。小平高校の外国語コースの学生は、3年生になると第2外国語科目の中国語、韓国語、ドイツ語、フランス語、スペイン語から、1つ科目を選択します。科目選択の前に学生に少しでもその国のことを理解してもらうため、第2外国語学習の必要性の講演と、各言語に分かれて外国人留学生から国や言語の特徴などをお話しました。



中国語の教室では、学生が終始真剣に中国人留学生の楊さんの話す内容に耳を傾けていました。
生徒からもいくつか質問を受けるなどして話しが進んでいきました。一番驚いたのは、語学を学んでいて、先生に対しての挨拶「よろしくお願いします(请多关照)」を最初に覚える人が多いと思うのですが、この言葉を中国人は言わないということでした。「よろしくお願いします(请多关照)」を使うと「日本人なのかな?」と思ってしまうということでした。中国人留学生から直接話を聞くことにより、言語だけでなくその背景にある文化も学ぶことができました。教科書で学ぶ中国語とは違った現地の人が実際使っているリアルな中国語を学ぶ良い機会になったと思います。




その他の言語では、例えば韓国人のパクさんがK-POPなどで韓国文化を話したり、スペイン人留学生のヒューゴさんはスペインと日本の違い、特にスペインの情熱的な姿勢を伝えようと話してくれました。ドイツ人留学生のジリアンさんは地図を描いて有名な都市の場所などを教えていました。フランス人留学生のセシルさんは発音が特徴的なフランス語を何度も一緒に発音するなど工夫して、高校生に語学学習の楽しさを体感してもらっていました。

学生は様々な国出身の留学生の話を聞いて、来年度どの言語の選択科目を受講するか決めることができたようでした。この機会を活かして是非、モチベーションをもって第2外国語学習に臨んでほしいと思います。