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中国のスマートフォンアプリ事情

北京便り
大家好!今回は中国のスマートフォン用アプリケーション(以下アプリ)について紹介します。
中国ではほぼ毎日新しいアプリが登場しており、開発資金も莫大なものになっています。
なぜかというと、中国のスマートフォンユーザー数=市場の大きさだからです。



ここでクイズです!
中国と日本でスマートフォンを使っている割合が多いのはどちらでしょうか?

日本 約59%
中国 約79%

(参考:2016年スマートフォン普及率 Consumer Barometer with Google)

中国の方が圧倒的にシェア率が高いです。特に着眼してほしいのは、両国の人口の差です。日本の人口が約1億人のためスマートフォンユーザー数は約5900万人、中国の人口は約13億人なので約10億人がスマートフォンを使っている計算になります。



中国では携帯を使った在线支付(電子マネー決算)の普及が50%を超え、都市部でほぼ何処に居ても携帯さえあれば支払いを行うことができます。そのため「出门不带钱包」という言葉が生まれるまでになりました。

以下、中国で人気のアプリです。

・微信 Wechat
中国版LINEです。Wechatのことを知らない中国通の方はもう居ないのではないでしょうか。QQを運営する騰訊が開発したSNSアプリです。世界200の国と地域で使用されおり、Wechatは6億5000万人のアクティブユーザーが世界中にいます。(日本で有名なLINEは2億1200万人です)〈世界のアクティブユーザー数ランキング ※2016年1月時点、Statista調べ)



・百度地图
中国最大手の検索エンジンサイト百度が作った地図サイト。周辺のサービスの検索、電車やバス等の公共交通機関の乗り換えやルート表示など、バスや地下鉄移動に便利なアプリです。

・Weibo 微博
中国版twitterです。自分の近況を投稿するのはもちろん、有名人のアカウントをフォローしたり、中国各地のニュースやトレンドをいち早く手に入れることが出来るアプリです。

・大众点评
食べログとエクスペディアのMIXのようなアプリです。中国各地の美食や旅行情報、アミューズメント施設等のクチコミや割引クーポンを入手することができます。ちなみに海外でのサービスも開拓されていて、東京でも提携するお店の割引を受けることが可能です。

・饿了么
中国でも大手の出前アプリです。中国では出前業界の発展が凄く、一般チェーン店はもちろん、個人経営のお店や、出前専門のお店まであります。ジャンルも豊富で中国各地の料理、和食、洋食、韓国料理、創作料理等数え切れないほど網羅しています。

・滴滴打车
タクシー配車アプリです。アプリを使って呼ぶことにより、ポイントが加算され、それが割引クーポンと交換できます。特にタクシーがあまり走っていない場所では必須です。

・Ofo共享单车
共享单车市场(レンタルサイクリング市場)はこの1年で一番伸びた業界と言っても過言ではありません。2016年中国国内のユーザー数1886万人ですが、17年は5000万人近くの規模にまでなると予測されています。



これらは書いている私自身が個人的に使っているアプリでもあります。
中国では日に日に新しいアプリが開発されているので、このブログが公開されたときは既に新しいアプリのブームが来ているかもしれませんね!