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中国故事成語 7 「完璧」②

中国語・中国文化




こんにちは、北京語言大学東京校です。
今回こそ中国故事成語「完璧」についてご紹介します。

前回は完璧を紹介するといって「和氏の璧」についてご紹介してしまいましたが、その和氏の璧は最終的に趙の国の皇帝の元に収まりました。しかし、趙よりも大きい軍事大国である秦、のちに中国を統一するあの秦の始皇帝が、その和氏の璧をめぐって「その宝玉と引き換えに15の城市をやろう」と取引を持ちかけてきました。秦の取引を断れば戦争になって滅ぼされるかもしれない、だが素直に渡してしまったらタダで取り上げられるかもしれない、趙王は悩みました。

そんな折、藺相如という賢人のうわさを聞きつけ、彼に秦の国に行ってもらうよう依頼します。さて、秦に到着して早速交渉していくと、いつまでも和氏の璧の美しさのことばかり話題にして、一向に交渉の話になりません。それによって藺相如秦王が15の城市をあげるなんて口先だけだということを見抜きます。そこで和氏の璧を一旦帰してもらい、藺相如は柱を背にして秦王に向かって「俺の頭ごと宝玉を柱につけてコナゴナにしてやるぞ!」と脅しつけました。

この時の藺相如の髪が猫の毛のように逆立ったことから「怒髪天を衝く」という言葉が生まれました。しかし藺相如は賢人で、15の城市が手に入らないことを見抜ける彼のことです、秦王に向かって怒ったのもパフォーマンスだったのではないでしょうか? そうすると髪の毛が逆立ったのも、、、あるいはパフォーマンスでそういうトレーニングをしていたのかもしれません。


あれ「完璧」は??


次回に続きます。



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