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中国世界遺産巡り46 大運河(隋唐大運河、京杭大運河、浙東大運河)

中国語・中国文化



こんにちは、北京語言大学東京校です。

今回は北京から杭州にかけての世界遺産、京杭大運河についてご紹介します。



京杭大運河
京杭大運河は、北京と杭州を結ぶ全長約1,794kmの大運河です。

世界的に有名なスエズ運河の約16倍、パナマ運河の約33倍もの長さを誇り、「万里の長城」と並ぶ古代中国の巨大プロジェクトの一つといわれています。

中国を南北につなぐこの大運河は、2500年以上の歴史を持ち、中国の発展に大きく貢献してきました。



南北をつなぐ
中国では古くから、政治や軍事の中心は北に、経済や文化の中心は南にありました。

そのため、南で得られた税収や物資を北の朝廷へ運ぶために、南北を結ぶ水路を整備することは、歴代王朝にとって非常に重要な課題でした。

京杭大運河の建設が始まったのは春秋時代ですが、本格的な大規模工事が行われ、運河の体系が整えられたのは隋の時代です。

当時は女性を含む100万人もの人々が動員され、6年という歳月をかけて大規模な工事が進められました。



苦しみと繁栄

しかし、この大運河の建設は人々に大きな負担を強いるものでもありました。

膨大な労働力の動員によって民衆の不満が高まり、各地で反乱が起こります。やがて反乱は拡大し、最終的には隋が滅び、唐が建国されるきっかけの一つとなりました。

つまり、大運河の建設は国を滅ぼす要因の一つにもなったのです。

一方で、この大運河がその後の唐代における社会の発展や文化の繁栄を大きく支えたことも事実です。

歴史を振り返ると、何が良くて何が悪かったのかを単純に判断することは難しい、そんなことを考えさせられる例ともいえるでしょう。



まとめ

京杭大運河は、北京から杭州までを結ぶ世界最長級の人工運河であり、2500年以上にわたって中国の政治・経済・文化を支えてきました。

巨大な国家プロジェクトとして多くの人々の労働によって築かれたこの運河は、時に社会の混乱を招きながらも、中国の発展に大きな役割を果たしてきました。

歴史の光と影の両方を映し出す存在として、京杭大運河は現在も重要な文化遺産として受け継がれています。



この記事は北京から杭州にかけての世界遺産、京杭大運河についてのご紹介でした。

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