教育理念

本学は、「中国語+専門的な知識+国際的な視野」を身につけ、国内外のさまざまな分野でリーダーシップを発揮できる人材を育成することが、現代社会から託された自らの使命であると考えています。そして、北京語言大学の建学の理念「徳行×言語」に基づき、東京校は以下の8つの要素を備えた人材の育成を目指しています。

【徳行】「道徳的な行い」を意味し、社会に生きる人間として必要な以下の4つの要素を磨きます。
  1. 公共心   — 他者と共に生きる社会を創造する心
  2. 規範意識  — 道徳・倫理・法律等の社会規範を守る意識
  3. 問題解決力 — 問題の本質を見出し、解決に向けて計画・実行する力
  4. 思考力   — 課題解決に向けて論理的に物事を捉える力

【言語】「言葉を正しく扱うこと」を意味し、言語にまつわる以下の4つの要素を磨きます。
  1. 語学力         — 言葉を正しく理解し発信する力
  2. コミュニケーション能力 — 他者との相互理解を円滑に進める能力
  3. 異文化対応力      — 異なる文化や価値観を理解し、それに対応する力
  4. 主体性         — 自ら積極的に発信し、その言動に責任を持つ資質
徳行
他者と共に生きる社会を創造する「公共心」、道徳、倫理、法律等の社会規範を守る「規範意識」、問題の本質を見出だし、解決に向けての立案・実行ができる「問題解決力」、課題解決に向けて論理的に考えることのできる「思考力」、社会に求められるこれらを磨きます。
言語
言葉を正しく理解し発信する「語学力」、他者との相互理解を円滑に進める「コミュニケーション能力」、異なる文化や価値観を理解し対応する「異文化対応力」、自ら発信しその言動に責任を持つ「主体性」、言語にまつわるこれらを磨きます。

教育目標

北京語言大学東京校は、「中国語+ 専門的な知識+ 国際的な視野」を身につけ、国内外のさまざまな分野でリーダーシップを発揮できる人材を育成すること、学生が社会で自立して活動していくために必要な基礎能力「多様性・主体性・協調性」と「思考力・判断力・表現力」を授業やさまざまな行事・課外学習を通して養うことを目標にしています。

大学本科教育ポリシー

ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与に関する方針)


所定の単位を修め、以下の能力を備えた学生に対たいして卒業を認定し、学位を授与します。
  1. 国際社会に関する深い知識と、職場や地域で求められる中国語力とコミュニケーション力を有した者
  2. 世界の多様な価値観の存在を理解し、各国の歴史や文化を尊重でき、異文化に対応できる力を有した者
  3. 論理的な思考力を備え、的確な判断力と豊かな表現力を有した者
  4. 留学経験や地域での活動を通し他者と積極的に関わり、主体性、問題解決力、リーダーシップ、公共心を有した者
  5. 誠実で礼儀ぎ正しく、自己の特性を理解するとともに他者のあり方を受け入れていく姿勢をもって、社会的規範を守り自立した活動ができる者

カリキュラム・ポリシー(本科教育課程の編成方針)


本学の本科教育課程は、言語技能、言語知識、人文知識、専門知識、実践能力の5つの分野で、高度な中国語力とコミュニケーション力、国際社会で必要となる基礎力を身みにつけるため、以下のカリキュラムを編成しています。


■ 学修・研究

  1. 在学中の留学プログラム(本校移動キャンパス・短期語学研修)を推奨します。希望者および一定基準を満たした者は、2週間から最大2年の留学プログラムで実践力をさらに磨くことができます。
  2. 主専攻科目と学科独自の副専攻科目を設置し、移動キャンパスと合わせて有機的な学修を通して、深い知識と異文化対応力を培います。
    1. 主専攻中国語の副専攻科目群では、中国語・国際経済貿易・英語・日本語の4領域を設置し、専門科目を体系的に学修します。
    2. 主専攻中国語教育では中国語教育・文化科目群を設置しています。
  3. 語学教育の特殊性から、カリキュラム全体は以下の特徴があります。
    1. 一年次では、「聞く・話す・読む」を中心とした中国語の基礎技能を修得します。外国語必修科目として英語と日本語を開設しています。また、グローバル人材育成という科を通して、異文化対応力・コミュニケーション力・自主性を培い、企業のローカライゼーション等の考察をすることで、グローバル社会でキャリアを積み上げていく基礎作りを行います。
    2. 二年次では中国語が中級ステージに入り、更に語学技能を身に付けます。英語または日本語を継続して学習します。中国文化関係の選択科目以外に、二年次後期からは、三年次の副専攻選択に向けて副専攻関連の選択科目も設定します。
    3. 三年次では中国語が上級ステージに入り、円滑な言語コミュニケーション能力、副専攻の専門分野の基礎知識を身に付けます。また一年次のグローバル人材育成科目に引き続き、論理的思考を伸ばし、就職活動やキャリア育成につなげるキャリア科目があり、インターンシップへの参加も奨励しています。
    4. 四年次では進学・就職先で必要とされる専門的なコミュニケーション能力を身に付けます。後期は大学4年間の総仕上げである卒業論文を中国語で書きます。

■ 人格形成

  1. 課外学習、文化デー、学園祭など学内イベントにより学友間の触れ合いを深めて自主性や協調性、「徳行」「言語」の精神を養います。
  2. 本学と地域が協働して課題に取り組み、学生が専門知識を活かしてコミュニティサービスを行う学生活動を支援します。
  3. さまざまな「文化講座」を、年間を通じて企画・開講しています。この「文化講座」は文化体験に直接触れることにより、自己確立や創造力の育成、精神的、情操的な成長を目指しています。
  4. 生涯を見据えたキャリア教育を行います。基礎的スキルを高めながら自己理解を深め、人生を生き抜く意欲と自信を持てるよう指導します。職業理解を深めるため、インターンシップを推奨し規定に沿って単位を与えます。また、世界各国からの学生と一緒に授業を受け、世界を視野に入れる職業観を築きます。

■ 学生支援

  1. 各専攻・副専攻のガイダンス(説明会)やクラス担任教員・学年指導員の助言により、個人の目標に合あせて適切な副専攻・科目を選択し、体系的な学修が進められるよう支援します。
  2. 各専攻・副専攻のゼミは少人数で運営し、身につけた知識、論理的思考力、表現力を十分に活用し、研究成果として結実できるよう個別指導を行います。
  3. キャリア指導員、学年指導員、クラス担任との面談により、将来を見据えたキャリアプランを考えていきます。
  4. キャリア形成のために、全ての学生がHSK試験を、また、全ての留学生が日本語能力試験を年一度受験します。大学では各試験対策の補習授業を設け、上位級の取得支援を行います。

アドミッション・ポリシー(入学者受入方針)


○求める学生像
北京語言大学東京校は、本学の教育理念に共感し、強い意欲を持って学ぼうとする学生を積極的に受け入れたいと考えています。本学が求めるのは、以下のような学生です。
  • 本学の中国語・中国文化教育研究の成果、留学などの海外体験の機会を最大限活用しようとする者
  • 主体性を持って学び、その学びを通して人間的に成長し、さまざまな分野で自ら道を拓いてゆこうとする強い意志を持った者
  • 将来、国際舞台でリーダーシップを発揮したいという強い意欲のある者
○入学者選抜の基本方針
北京語言大学東京校は、授業などから何を学びたいか、その学びを通してどのように成長したいか、4年間の大学生活で何を身につけたいか、卒業後に社会とどのように関わっていきたいか、これらの具体的なビジョンを持っている学生を歓迎します

キャリアデザイン・ポリシー(社会的・職業的自立に関する方針)


国際社会で活躍できる人材輩出を目的とし、次の能力を備えた学生を育成します。
  1. 4年間の中国語直接教授法指導を通して、高い中国語力と国際的な視野に基づくキャリア意識を有する人材
  2. 留学の経験を通して、自己や他者に対する深い理解力、洞察力を養い、他者と協働して、社会や組織の問題解決に役立だつコミュニケーション力を備えた人材
  3. 中国語を活かして活躍する職業人、卒業生、などをロールモデルとして、中国語に関連するビジネスフィールドに習熟した人材