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中国世界遺産巡り52 青海可可西里

中国語・中国文化




こんにちは、北京語言大学東京校です。
今回は青海省南西部からチベット自治区北部に広がる世界遺産、青海可可西里についてご紹介します。



名前の由来
「可可西里(フフシル)」という名前は、モンゴル語で「青い峰」を意味するといわれています。

この地域は標高4,500メートル以上のチベット高原に広がる広大な草原地帯で、平均気温は0度以下、年間最低気温はマイナス45度に達することもあります。

世界でも特に標高の高い草原地帯として知られており、多くの湖が点在しています。こうした厳しい自然環境の中で、ここならではの独特な生態系が育まれています。



チルーの繁殖地

この草原では多くの野生動物が暮らしており、草原に生息する哺乳類の約半分がこの地域で確認されています。

中でも有名なのが、絶滅危惧種に指定されているチベットカモシカ、通称「チルー」です。

青海可可西里は、チベット北部のアルチン山脈から青海省方面へと移動するチルーにとって重要な休息地であり、繁殖地でもあります。

毎年、チルーの大移動の季節になると、多くのニュースサイトでも取り上げられ、中国では季節の風物詩のように知られています。



人間との共存

青海可可西里は非常に厳しい自然環境のため、地域の中心部には人がほとんど住んでおらず、広大な自然がそのままの姿で残されています。

一方で、周辺地域には道路や鉄道などの交通網が整備されています。そのためチルーの大移動の時期には、車が停止して群れが道路を横断するのを待つ光景も見られます。

このように自然との共存が感じられる場面がある一方で、チルーの毛皮を狙った密猟の問題もあります。政府はチルーの移動シーズンになると警備を強化し、保護活動を行っています。



まとめ
青海可可西里は、標高4,500メートルを超えるチベット高原に広がる壮大な自然地域で、独特の生態系が残る世界自然遺産です。

特にチベットカモシカ「チルー」の重要な繁殖地として知られ、多くの野生動物が暮らす貴重な自然環境が守られています。

厳しい自然環境の中で、人と自然がどのように共存していくのかを考えさせてくれる場所でもあります。



この記事は青海省南西部からチベット自治区北部に広がる世界遺産、青海可可西里についてのご紹介でした。



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