中国世界遺産巡り36 福建土楼
中国語・中国文化

こんにちは、北京語言大学東京校です。
今回は福建省にある世界遺産、「福建の土楼」についてご紹介します。
UFO?
福建省西南部には、まるでUFOのような、ドーナツやバウムクーヘンのようにも見える不思議な建築物があります。これは「土楼」と呼ばれる建物で、城壁のような厚い土の壁に囲まれた巨大な集合住宅です。
土楼を築いたのは、客家(はっか)と呼ばれる人々です。3世紀ごろ、異民族の侵入を避けて南へ移動してきた彼らは、外敵から身を守るため、このような防御性の高い住居をつくりました。
中でも「土楼の王様」と呼ばれる承啓楼は、4階建ての建物が同心円状に3層広がる巨大な建築です。全部で約400の部屋があり、かつては80世帯、600人以上がここで生活していました。
客家とは
客家とは、漢民族の一グループで、独自の言語である客家語を使い、共通の生活様式や風俗、信仰によって結びついた人々です。
古代中国では戦乱が続き、多くの人々が北から南へと移動しました。客家の人々もその一つで、移住を繰り返しながら各地に定住していきました。しかし移住先では「よそ者」として見られることが多く、そのことから「客家(よそから来た家の人)」という名前で呼ばれるようになったといわれています。
意外と開放的?
福建の土楼は、「外に閉じ、内に開く」という考え方で設計されています。外から見ると窓が少なく、堅い壁に囲まれた要塞のような印象ですが、中に入ると広い中庭があり、とても開放的な空間が広がっています。
また、土楼の部屋はすべて同じサイズ、同じ材料、同じ内装、同じ窓やドアで作られています。これは、客家社会が平等な共同生活を重んじていたことを表しているといわれています。
まとめ
福建の土楼は、防御性と共同生活を兼ね備えた独特の建築であり、客家の歴史や文化を今に伝える貴重な世界遺産です。外から見ると閉ざされた要塞のようでありながら、内側には共同体の暮らしが広がるその構造は、とても興味深いものです。
この記事は福建省にある世界遺産、「福建の土楼」についてのご紹介でした。
こちらの動画もぜひご覧ください。
【今どき中国語BOOK無料プレゼント!】
北京語言大学東京校オリジナル教材を、アンケート回答者にプレゼント!
学校や教科書では学べない最新の中国語が満載です。

【オープンキャンパスのご案内】
中国語をもっと学んで見たい方は、オープンキャンパスへ!
初心者も楽しめる体験授業が受けられます↓
