中国世界遺産巡り57 新疆天山
中国文化

こんにちは、北京語言大学東京校です。
今回は新疆ウイグル自治区の世界遺産、新疆天山についてご紹介します。
複数国にまたがる、それぞれの世界遺産
中国、キルギス、カザフスタンにまたがる天山ですが、中国の「新疆(しんきょう)ウイグル自治区」に属する4つの地区、ボゴダ、バインブルク、クエルデニンとカラジュン、トムールが世界遺産として登録されました。普通は国境を越えて存在するものはトランスバウンダリーサイトとして登録されるのですが、2013年に新疆天山が、2014年にはウズベキスタン・カザフスタン・キルギスが西天山として、同じ山が二分されて、それぞれが世界遺産登録されている、珍しい世界遺産です。
アンバランスで調和のとれた自然
天山の新疆部分は東西1,760 kmにわたっており、冠雪した山々、氷河、美しい森林や草原、赤い岩床の峡谷群はもちろんのことですが、険しい山々に囲まれて眼下にはタクラマカン砂漠が広がる、その一方でウイグルの」街の明かりも見える、そのアンバランスさが天山の自然を保護しているのです。
仙女伝説
ボゴダ山の中腹にある半月型の湖、「天池」には娘娘廟とも呼ばれている西王母廟があります。西王母とは王母の娘という意味で、天宮のすべての女仙人と宇宙、大地を掌握する神とされています。結婚と子育ての女神でもある西王母を信仰する者の中には不老不死を信じる者もいたとか。天池とその景色を夢の楽園と関連づけて、仙女が住むところ、と信じた人が多かったんですね。
この記事は新疆ウイグル自治区の世界遺産、新疆天山についてのご紹介でした。
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