中国世界遺産巡り56 青海可可西里
中国文化

こんにちは、北京語言大学東京校です。
今回は青海省南西部からチベット自治区の北部にひろがる世界遺産、青海可可西里についてご紹介します。
名前の由来
モンゴル語で「青い峰」を意味するフフシルは標高4500m以上のチベット山地に草原が広がっていて、平均気温が0度以下、年間最低気温は-45度に達するほど。世界一標高が高い草原であり、湖が集中しているエリア。それ故、気候的に独特な生態系が見られます。
チルーの繁殖地
草原に生息する哺乳類の約半分がここで観測され、その中でも絶滅危惧種に指定されているチベットカモシカ、通称チルーが特別に有名です。青海可可西里はチベット北部のアルチン山脈から青海省まで移動するチルーの重要な休息地・繁殖地となっています。毎年チルー大移動の季節はYAHOOニュースのような情報サイトで取り上げられるほど、季節の風物詩となっているのです。
人間との共存
青海可可西里自体は厳しい環境のために人が住めないので自然が手つかずで広がっていますが、それ以外は道路や鉄道など交通網が敷かれているので、大移動の時期は車がストップしてチルーが道路を渡るのを待っている光景も見られます。自然との共存が見られる、ほほえましいシーンがある一方で、チルーの皮を目当てに密猟が行われています。政府は大移動の時には警備を実施して、チルーを守っています。
この記事は青海省南西部からチベット自治区の北部にひろがる世界遺産、青海可可西里についてのご紹介でした。
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