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中国世界遺産巡り47 高句麗前期の都城と古墳

中国文化


こんにちは、北京語言大学東京校です。
今回は遼寧省・吉林省の世界遺産、高句麗前期の都城と古墳についてご紹介します。



二国に渡る世界遺産
遼寧省・吉林省には、かつて朝鮮半島一帯を支配した大国・高句麗の遺跡が残されています。この地にあるものは高句麗前期の遺跡とされ、2004年、朝鮮民主主義人民共和国の平壌などにある高句麗後期の古墳群とともに世界遺産登録されました。中国側の遺跡には、五女山城、丸都山城、国内城などの城郭や、複数の古墳が含まれています。


高句麗とは
高句麗は、紀元前37年頃朱蒙によって建国され、都を五女山としました。紀元後3年に丸都山に都を移して平地部分に国内城を建て、最盛期の5世紀にはさらに平壌に都を移し、中国東北地方南部、ロシア沿海地方の一部、朝鮮半島の大部分を支配しました。そして、668年に唐と新羅の連合軍によって滅ぼされ、唐に吸収されました。


長寿王
写真は、長寿王のものである可能性が高いとされている墳墓です。長寿王は、父の広開土王時代の発展を受け継ぎ、高句麗の最盛期をつくりだしました。427年に王都を平壌に移し、新羅、百済をおさえて領土を拡大しました。436年には燕王の亡命を受け入れ、遼東に進出しました。475年に百済の都漢城を陥落させ、中国北朝の魏や南朝の宋・斉と国交を結び、東アジアの強国となりました。なんと98歳まで生きたと言われています。



この記事は遼寧省・吉林省の世界遺産、高句麗前期の都城と古墳についてのご紹介でした。

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