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中国世界遺産巡り46 雲岡石窟

中国文化


こんにちは、北京語言大学東京校です。
今回は山西省の世界遺産、雲岡石窟についてご紹介します。



1500 年以上前に
山西省大同市にある雲岡石窟は、北魏時代の460 年に都・平城の西で造営がはじまった仏教寺院です。1500 年以上の歴史があり、中国古代仏像彫刻の代表作として、その後の龍門石窟などに大きな影響をもたらしました。250 を越える石窟、5 万体を越える大小の仏像が現存しています。制作時期によって、前期、中期、後期に分けられ、それぞれ様式が異なりますが、インドやギリシャの美術から強い影響を受けています。


中心人物・曇曜
北魏は鮮卑族の拓跋氏によって建てられました。その4代皇帝の文成帝から仏像の造営を命じられた曇曜という僧については、詳細がよくわかっていませんが、次のような話が残っています。彼は、仏教を厳しく弾圧した3 代皇帝の太武帝によって滅ぼされた仏教国北涼の出身でした。曇曜は、太武帝時代の仏教弾圧の憂き目を再び味わわないよう、簡単には破壊されない仏像をつくろうとし、次の3つの点に配慮しました。まず、材料に破壊されにくい石を選びました。そして、造営場所は都・平城から北方の拓跋氏の故郷の地にむかう道の途中を選びました。最後に、のちの皇帝の気が変わっても破壊されないよう、北魏の歴代皇帝を模した仏像をつくったのです。写真は、北魏の初代皇帝・道武帝を模したものです。




この記事は山西省の世界遺産、雲岡石窟についてのご紹介でした。

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