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中国世界遺産巡り38 「天地の中央」にある登封の史跡群

中国文化


こんにちは、北京語言大学東京校です。
今回は河南省の世界遺産、「天地の中央」にある登封の史跡群についてご紹介します。


天地の中心の中心
 国は、中華思想に基づき自らを天地の中心に置きました。その中でも中心に位置するとされたのが「中原」と呼ばれる文明の中心地で、古代の王朝の多くはここに都を置きました。登封の嵩山は「五岳(道教の聖地である5 つの山)」の中心として聳え、中心の中心にある神聖な山として、古くから宗教的な建造物が多くつくられました。


少林寺と少林拳
嵩山には「少林拳」で有名な少林寺があります。起源については諸説ありますが、寺院や村落をまもる自衛の手段として始まり、実践と研究の長い歴史を経て、徐々に門派として成り立っていったと考えられています。境内に残る碑には、少林寺の僧たちが、621 年の争乱において、のちに唐の第二代皇帝となる李世民を助けたという故事が記されています。ちなみに、日本発祥の武術である「少林寺拳法」とは、実は関係ありません。



サッカー中国起源説???
嵩山のふもとに残る少室闕は、当時の生活を伝える、多様な壁画が残されています。そのうちの一つ「女子蹴鞠図」は、文字通り、女子たちがボールを蹴って遊ぶ様子を描いたもので、約2000 年前の中国にすでにサッカーのようなゲームがあったことを伝えています。



この記事は河南省の世界遺産、「天地の中央」にある登封の史跡群についてのご紹介でした。

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