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全日本大学生中国語スピーチコンテスト第二位 芝崎さんロングインタビュー

お知らせ
本日は全日本中国語スピーチで第二位入賞を果たした北京語言大東京校4年生、芝崎真紀さんにインタビューしました。



Q:まずは、大会二位入賞、おめでとうございます。
A:ありがとうございます。

Q:どういった中国語の大会だったのでしょうか?
A:日本全国の地区予選を勝ち抜いた20人が中国語でスピーチをする漢語橋の全日本大学生中国語スピーチコンテストですね。

Q:応募のきっかけはなんでしょうか?
A:元々すごく人見知りで人前に立って発表したりなんて考えられなかったんですけど、大学に入っていろんな人との出会いがあって、このまま人見知りだと人生もったいないかなーっていうのも思ったり、コロナで大学生活が充実してなかったのも大きいですね。大学最後に思い切って自分の力を発揮する何かが欲しいっていうのがあって大会に参加しようと思いました。でも大会はただ話すだけじゃなくて、動作とか声の抑揚をつけなきゃいけないので最初すっごい恥ずかしくて、でもそれこそ自分を変えられるきっかけだと思ったので、恥ずかしがらずにもう誇張するぐらい、自分の気持ちを皆さんに届けられたかなと思います。





Q:当日はどういったお話をされたのでしょうか?
A:高校生の時に中国に交換留学にいって体調を崩して熱を出してしまったんですね。そうしたら寮母さんが突然部屋に入ってきて「どうしたの?」って、身体を温かくするために色々ケアしてくれて、しかも突然タクシーを呼んでくれてそのままお医者さんまで連れてってくれて、本当に感動したんです。でもその当時は全く中国語も喋れなかったので感謝の気持ちが伝えられなくて悔しくて。それから日本に帰ってきて、ちょっと疎遠な日本人同士の関係に疑問を持つようになって、そういう中国での人と人との密な関係が日本人の間でも広まったらいいなぁと思って、『天下一家』、世界はみな家族、というテーマで話をしました。

Q:スピーチで一番頑張ったところはどこですか?
A:中国の新聞社がライブ中継をしてて、私が発表している時に「中国人みたいに標準語がきれい!」とコメントをいただいてました。中国は広いので標準語がちょっと微妙な人もいるんですが、「僕よりも標準語がきれいに喋れてる」とコメントをいただいたので、発音も評価していただけたのかなと思います。発音については授業以外でもSNSで先生と連絡を取って親身になって寄りそってくれたのがうれしかったですね。

Q:もとから中国語は学習されていたのでしょうか?
A:初めに中国語を勉強したきっかけが高校の時に外国語もう一つ専攻やってみようっていうので、週に1回だけだったのでそこまでだったんです。その中で中国語の4声発音の抑揚が面白いなと思って。日本語ってずっと平坦に話すのでも伝わると思うんですけど、中国語って一つ間違えるだけで全然違う意味になったりとかして、難しいけど、そこがやりがいがあるというか、達成感があるというか。

本格的に中国語の勉強を始めたのは大学に入ってからで、もう先生が全部中国語で授業するので最初はついていけるかちょっと不安でした。でもクラスが少人数で先生と生徒の距離が近いので、わからなかったら授業中にすぐに相談もできるし、もし恥ずかしいなって思ったら放課後でも1対1で丁寧に教えてくれますし、先生と携帯で連絡を取ることができるので、わからないところをそのまま放置するっていうことがないかなと思います。先生と連絡先交換するってなかなかないですよね(笑)。今回スピーチするにあたって担当してくれた先生は今まで関わりのなかった先生だったんですけど、もう担任の先生みたいにすぐにSNSで連絡を取ってくれたり、ここがわかんないんだけどって、ちょっと連絡しづらいなっていう時間にも連絡をしたらすぐに返信してくれたりとか、親身になって寄りそってくれたので、本当に感謝です。



Q:語言大ではどのような勉強方法で中国語を伸ばしましたか?
A:授業中でも授業以外でも中国語を伸ばせる、それが1番大きい点ですね。先生が全部中国語で授業してくれているので、授業の内容だけじゃなくて先生の言い回しも授業中に「あ、この先生はこういう言い方をするんだ」とかいろんな表現を学べますし、それを真似して間違えてたとしても先生がすぐに教えてくれるので間違いを放置しない環境です。

あと、日本人だけじゃなくて外国人の友達もできます。今クラスの大半の人がベトナム人で、普通に日本の大学に行って中国語を勉強するっていう環境とはまた違った面白さがありますね。放課後にベトナムのご飯を一緒に食べに行ったりとか、日本ではありえないような習慣を教えてもらったりとか。で、彼らと話すときは中国語なんですよ。日本の大学にいるとどうしても授業以外で友達と話すときは日本語になりますけど、語言大はベトナム人の友達が多いので、授業以外もずっと中国語で会話しています。しかも、ベトナム人の友達って小さい時から中国の番組とかドラマとかで中国語を聞いてる人が多いので、すごい中国語慣れしてるんですよ。

Q:将来どんな仕事をしたいですか?
A:中国ってすっごい大きくて、日本と比べ物にならないぐらい観光地もたくさんあるし奥深い文化があったりとか、旅行だけでは感じ取れないようなものがたくさんあるので、現地の旅行会社でガイドさんとか、現地のホテルで働いて中国のいいところをお客さんにたくさん伝えられたらな、と思います。



芝崎さん、貴重なお時間をありがとうございました。そして改めて入賞、おめでとうございます!