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【知っチャイナ!深度中国】~端午の節句~

中国文化
6月25日、中国では端午节(端午の節句)を迎えます。
旧暦5月5日が端午の節句であり、今年は少し遅めにやってきたイメージですね。
ちなみに日本では新暦の5月5日に端午の節句を迎え、子どもの日として祝日になっていますね。

皆さん端午の節句の習慣で何を食べるかご存知ですか?
ちまき
正解は「ちまき」です!

ちまきは厄除け効果があるということから、5月5日に食べる習慣がつきました。
コメなどで作った餅や餅米をちがや、竹、笹などの葉で巻いたものになります。

ちなみに、ちまきは地域によって違いがあることを皆さんはご存知ですか?

日本では、関東+東北+北海道はちまきの中身がおこわが多く、近畿では中身が甘いお団子系、鹿児島の方では灰汁巻きという作り方で作ってる場所が多いとのこと。

中国でも地域差は大きく、南北の違いで言うと、
南のちまき:竹や笹の葉でちまきを包む、味付けは甘いものが多い。
北のちまき:ヨシの葉っぱでちまきを包む、味付けは塩っけのあるものが多い。

各都市ごとにも特徴がありますが、特に有名なのが以下5都市のちまきです。
北京ちまき
広東ちまき
四川ちまき
蘇州ちまき
嘉興ちまき

北京のちまきはナツメや小豆が入ってることが多く、形が大きいのが特徴です。それ以外の地域では肉を入れるのも特徴ですね。
普段何気なく食べているものにも、実は地域ごとに差があるんですね。
食文化は奥深い。

もし皆さんも機会があれば中国のちまきを食べ比べしみてくださいね!