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キャリア科目「グローバル人材育成」

campus life
北京語言大学東京校には、東京校オリジナルのキャリア科目があります。その1つ、1年次に開講されている「グローバル人材育成」では、「異」を知る、グループで調査・分析する、意見を伝えるといった内容の授業が展開されています。留学生が多いという本学の国際的な環境を活かし、グループワークなど相互学習を積極的に取り入れた授業です。

学生からこれまでの授業について感想を聞くと、「例えば親友の消しゴムを無くした時の対応が国によって違いがあって面白かった。日本人は親友を大切に思うからこそ謝ると言い、ベトナム人は心を許しているからこそ謝らないと言っていた。最初は驚いたけど、理由を聞くと理解ができた。正しいかどうかではなく、文化によって考え方が違うだけだということが分かった。」



今回のグループワークは、日本のオリジナル飲料を他国(エジプト、ブラジル、シンガポール、スウェーデン)で販売するための戦略を考えるというもの。各自インターネットで該当国の天候や飲み物の趣向、類似品を調査・分析していました。




その後、分析結果をプレゼンテーションするためのグループワークへ。どの飲料をどうやって販売するのかという販売戦略も話し合います。例えば、ブラジル担当のグループは、亜熱帯の気候やブラジルの国民的飲料にココナッツウォーターやガラナアンタルチカ(ガラナという果物が原料の炭酸飲料)があることに注目し、Qooにココナッツウォーターと炭酸水を混ぜた飲料を販売すると発表していました。



題材が身近で想像が容易なことや、インターネットで市場調査をして得た知識を展開させて戦略を練ることの楽しさからか、学生たちは夢中で話し合っていました。留学生が積極的に発言したり、日本人が意見をまとめて発表用の台本を書いたりと、お互い得意分野を活かす姿も見られました。



今後も様々な題材でお互いの文化への理解や世界への興味・理解を深めるとともに、グローバル社会で活躍できる人材になってほしいと思います。