BLCUTブログ

冬の北京 -氷上遊び- 

北京便り
冬の北京は、寒くて乾燥しています。
いちばん寒い時期には、マイナス10℃以下(!)の日も珍しくなく、最高気温が0℃以下の日もあります。
しかし、非常に乾燥しているため、雪はほとんど降りません。
なんと、冬でも部屋の中に干してある洗濯物がどんどん乾いていきます。

そんな冬の北京の風物詩といえば、凍った川、湖、池などの上で遊ぶ、氷上遊びです(雪遊びとは全然違います)。

北京の中心である天安門からほど遠くないところに、「什刹海(シーチャーハイ)」と呼ばれるところがあります。
そこには、「前海、后海、西海」と呼ばれる三つの湖があり、真冬になると、ここの水は凍って溶けません。
特に「前海」は厚く氷が張るため、写真のように氷上自転車やオットセイのそりなどに乗って、氷上遊びを楽しむ人たちでにぎわいます。

この氷上自転車などは、どれに乗っても、乗り物を変えても、平日なら1日60元(約1,000円)、休日や夜間なら1日80元(約1,300円)で、遊び放題です。

それから、この前海では、驚くことに寒中水泳を楽しむ人もいます。
氷上遊びをしている人たちのすぐ脇で寒中水泳をしている姿を見るのは、とても不思議な光景です。


最近では、このような外での氷上遊びだけでなく、ショッピングモールの中にスケートリンクが作られ、そこでスケートを楽しむ子どもや若者も多くなっています。
中には、コーチについて本格的なフィギュアスケートを習っている子どもたちも少なくありません。

皆さんも北京にいらしたら、ぜひ氷上遊びを楽しんでみてください。